国分寺市内で活躍する人にスポットを当てて紹介するコーナー

コクブン人 第5回 国分寺シニアリーグ監督 山本龍太様

第5回目のコクブン人今回お話をお聞きするのは、国分寺シニアリーグ監督の山本龍太さんです。

まずはプロフィールから

1975年6月5日生 国分寺市東恋ヶ窪出身、国分寺市立第3小学校・国分寺市立第1中学校卒業で生まれも育ちも国分寺の方です。

 

【ぶんじch編集部】それでは、さっそくお話を伺いたいと思います。まずは、野球を始めたきっかけを教えて下さい。

【山本監督】小学2年生の時 友人に誘われ「国分寺リトルリーグ」に入団致しました。危険な硬式球だったので母親が反対しましたが、私の意思が固く渋々納得してくれました。

【ぶんじch編集部】自分がリトル・シニアリーグに在籍していた時はどんな気持ちで野球に取り組んでましたか。

【山本監督】「野球が上手くなりたい」その事だけでした。平日も練習を繰り返し行いました。

【ぶんじch編集部】熱心に野球に打ち込んでいたのですね。中学校を卒業して高校かからは、どのように野球を取り組んで来られたのですか。

【山本監督】国士舘高等学校に進学して野球部に入部、寮生活を送りました。1年生の頃は毎日辛く辞める事ばかり考えてました(笑)。仲間励まされながら何とか最後まで続ける事が出来ました。1993年3年生の春、第65回選抜高校野球大会に出場しベスト4まで進出する事が出来ました。日本一までもう少しでしたが、成績よりも素晴らしい仲間に恵まれ苦楽を共にした3年間は忘れる事が出来ません。毎年同窓会を行っておりますが 私にとって一生の大切な仲間です。

【ぶんじch編集部】国分寺シニア出身の山本監督と同期の大沢君が甲子園に出場した時は国分寺でも話題になってました。話を聞くと懐かしいですね。シニアリーグの監督には、どういった経緯で就任されたのですか。

【山本監督】高校を卒業して社会人となり野球を離れた生活を送っていたのですが、2002年に私がシニアリーグ時代の監督で、現在はリトル・シニアリーグの会長をされている坂本正雄氏より「監督やらないか?」と言われました。悩みましたが野球のおかげで今の私があると思い少しでも野球に恩返し出来ればと引き受ける事に致しました。

【ぶんじch編集部】シニアリーグの監督に就任されて18年目になりますが、子ども達を指導する上でどんなことを大切にしていますか。また、中学生3年間、野球を通じてどんな事を子ども達に伝えていきたいですか。

【山本監督】大切にしている事は「選手を信じて・待って・許す」事です。まだまだ中学生これかからの選手たちですので型にはめず、のびのび育ってほしいです。高校時代の恩師である野球部監督さんからよく言われていた言葉は「お前は人間性が悪いから野球がうまくならない」でした。高校時代は意味が分かりませんでしたが 今監督となりその言葉の意味が分かるようになってきました。選手には「まずはしっかり人間性を高める事だよ。それは普段の言動・行動の積み重ねだよ」と伝えています。野球が上手になる為には、まず、自分自身を磨く事だと思います。

【ぶんじch編集部】就任当初と現在と子ども達の接し方や指導方法など変わったことはありますか。

【山本監督】特に変わりはありません。自分が譲れないところは注意しますし 良い事をしたらしっかり褒めます。また私がミスしたら素直に選手にもあやまります。私自身 選手の前だからと構えず素直に接しております。

【ぶんじch編集部】最近は、他のスポーツをする子や少子化の影響などで選手を集めるのに苦戦をしていると聞いています。今の国分寺シニアリーグのチーム状況やこれらの目標・ビジョンなどを教えて下さい。

【山本監督】現在は中学2年生2名・中学1年生1名と計3名です。西東京支部に所属しているチームと合同チームとして活動しております。とにかく今は地道に活動、また告知活動をしていき、国分寺リトルシニアの存在はアピールしていきたいです。

 〇写真:伝統を支える3人の選手(左から佐野君2年・小田君2年・白石君1年)

【ぶんじch編集部】最後になかなか休日で自由な時間はないかと思いますが、ある時はどんな風に過ごしていますか。

【山本監督】本当になかなかありませんが・・・恥ずかしいですが 特に趣味もないので 家でボーっとしております。親孝行もしないとな~とも考えてます。

【ぶんじch編集部】今日はありがとうございました。今は、厳しい状況のようですが、更なる活躍を期待してます!親孝行もして下さいね。

【編集後記】国分寺リトル・シニアリーグは40年以上の歴史があり、過去には、全国大会(1998年春・1989年夏)に出場したこともある伝統チームです。OBには甲子園に出場経験のある選手もいますし、現在、市内で様々な形で活躍しているOBも多数います。伝統チームの復活を期待して、今後、ぶんじchでも応援していきます。