国分寺市内で活躍する人にスポットを当てて紹介するコーナー

コクブン人 第8回 2020年度国分寺青年会議所 理事長 小坂和司様

国分寺で活躍するひとを紹介するインタビューコーナー「コクブン人」。第8回となる今回は国分寺青年会議所2020年度理事長(第49代)小坂和司(こさか まさし)さんのインタビューです。

国分寺生まれ・国分寺育ちの今年40歳。不動産・保険・飲食事業を手掛ける株式会社ハウスクルーズを経営。国分寺青年会議所には2014年入会。理事長任期2020年12月31日まで。

【ぶんじch編集部】小坂さん、本日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。早速ですが、いま新型肺炎コロナウイルスの影響で様々な影響があると思いますが、国分寺青年会議所の活動に具体的にはどのような影響が出ていますか?※インタビューは3月24日に行ったものです。

【小坂さん】このような機会をいただけて光栄です。こちらこそ、よろしくお願いいたします。コロナウィルスの影響についてですが、まずは3月に予定していた定例会(内部の勉強会)が市の施設が閉鎖になったことで延期となりました。毎月開催する理事会についてはWEB会議という方法を導入し、会の運営が滞らないように進めています。ただ、予定していたものが延期になっているので、再開された後のスケジュールが大変になると思います。

【ぶんじch編集部】WEB会議ですか!?新しいことに挑戦されてますね。

【小坂さん】そうですね。このような機会がなければ、実際に運用することはなかったと思います。このノウハウを確立することで、震災時の会議にも活かせるのではないかと考えています。また、家庭や仕事の事情で会議に出席することが難しい会員でも意思決定に参加できる方法ですので、働き方改革ではないですけど社会貢献への関わり方も時代に合わせて変化しても良いのではないかと考えています。

【ぶんじch編集部】なるほど。その取り組みが形になると面白いですね。さて本題に移りますが、2020年の国分寺青年会議所はどのような活動を行っていくのかについてお聞きします。

【小坂さん】はい。まずは「明るい豊かな社会づくり」に向けて、自らの人材開発・社会開発(まちづくり)・国際交流・ビジネス開発を行う青年会議所の大きな目的は変わらずに、取り組むことを前提とした上で、今回はひとづくり(人材開発)とまちづくり(社会開発)についてお話できればと考えています。

【ぶんじch編集部】承知しました。それではひとづくり(人材開発)からお願いします。

【小坂さん】はい。ひとづくり(人材開発)ですが、人生100年時代と言われていますが、自分が持ち合わせているスキルだけで、Ai時代の到来など変化の激しい現代の社会を生き抜いていけるのか?まずはそこが根底にある不安材料です。しかしながら、その不安材料を抱えて危機意識を持つだけでは不十分であると思います。根本的に自分自身がどのように生きていきたいのか?そのことが重要であると考えています。健全な危機意識と前向きな変化を恐れない柔軟性を合わせもった人材になることが、これからの社会を生き抜く力になると思います。

さらには、青年経済人として社業でも地域でもリーダーシップを発揮することが求められます。時代の変化もあり、いわゆるトップダウン型の画一的なリーダー像では通用しなくなっているのが現状です。そこに集まるひとによって、求められるリーダー像も多様になっているのではないかと思っています。今後はヒアリングをして解決策を提案するようなリーダー。すなわちティーチングからコーチングへの意識の変革です。

この2つの要素をメンバーとともに学び、身につけ、磨き、成長していけるようなイメージを持っています。

【ぶんじch編集部】なるほど。ティーチングからコーチングですね。勉強になります。それではまちづくり(社会開発)についてもお聞かせください。

【小坂さん】まちづくりに関しては2016年以来取り組んでいる、多文化共生について引き続き取り組んでいきます。国分寺で多文化共生の考え方を根付かせるために5か年の計画を立てましたが、今年はその最終年になります。今後は行わないというわけではありませんが、5年間の集大成として9月に大掛かりなイベントを開催します。多くの国際交流、多文化に触れる機会を提供できるように計画していますので、ぜひお立ち寄りください。

【ぶんじch編集部】なんだかワクワクしちゃいますね!コロナ騒ぎの影響もあると思いますが、実施できるのを楽しみにしています。最後に来年2021年は国分寺青年会議所が創立されてから50周年の節目をむかえると聞きました。来年に向けて、準備していること、または意気込みなどありましたら、教えてください。

【小坂さん】はい。来年は創立から半世紀という大きな節目をむかえます。その節目をむかえるにあたり、これまでの国分寺青年会議所の歴史、具体的にはどんなことをやってきたのか?社会背景も含めて、メンバーで共有できるような準備をしています。時代時代に合わせて行ってきたもの、同じことを続けているわけではないので、その精神を受け継ぎ、次世代に継承していけるような来年になるために地味ではありますが、一段ずつ積み上げていきたいと考えています。

【ぶんじch編集部】コロナウィルス感染拡大の影響もあって、これからも舵取りが大変かと思いますが、期待しています!本日はありがとうございました。